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【Weiss Ratings】仮想通貨格付けが今後与える影響を真面目に考察しました

2018124日に米大手格付け機関Weiss Ratingsが、

世界で初めて仮想通貨の格付けを発表しました。

今回は本件の格付けについて真面目に考察してみたいと思います٩( ‘ω’ )و

Weiss Ratingsについて

アメリカの大手格付機関です。

格付機関は基本的には債券等の有価証券の安全性に対するランク付けを行っています。

格付会社で有名所といえば

・ムーディーズ

S&P

・フィッチ

などがお馴染みですが、Weiss Ratingsはそれらに次ぐ大手格付機関です。

格付機関の調査力は2008年頃のリーマンショックの発端となった

サブプライムローン問題で疑問視されたこともありましたが、

投資家の判断基準の一つとしては依然として大きな影響力を持っています。

今回の仮想通貨格付けを詳しく説明してみる

概要について

今回はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ネム(NEM)など

74種の仮想通貨について、A~Eのランクに分け評価をつけました。

今回は仮想通貨全体でAランクがなく、

ビットコイン(BTC)はC+、イーサリアム(ETH)はBでした。

評価基準について

Weiss Ratingsによると評価項目は以下の4つです。

①リスク指数

②収益指数

③テクノロジー指数

④採択指数

それぞれの評価の意味は以下のようです。

A=excellent(素晴らしい)

B=good(良い)

C=fair(合格点)

D=weak(良くない)

E=very weak(とても良くない)

Weiss Ratingsの格付け方法によると、

AもしくはBの格付けは「買い」に値する投資評価として解釈されます。

Cは合格点=ホールドDE「売り」が勧められる銘柄であるという評価です。

評価コメントを一部抜粋

時価総額1位のビットコイン(BTC)C+評価」に関する説明は以下の通りです。

「セキュリティと普及率が優れている。

しかし、ネットワーク上の大きなボトルネックが発生し、

遅延や高いトランザクションコストが発生している。

BITCOINは初期の成功を達成するための集中的で継続的な努力にもかかわらず、

迅速にソフトウェアコードをアップグレードするための即時のメカニズムはない。」

 

時価総額2位のイーサリアム(ETH)B評価」に関する説明はこちら。

「いくつかのボトルネックがあるけれども、容易に進化できる技術と、

より優れたスピードの速さという利がある。」

 

今回は知名度・時価総額ともに1位のビットコインよりも、

時価総額2位のイーサリアムの方が高評価されたことになります。

 

引用:Weiss Ratings

仮想通貨格付けの影響について考察してみる

今回のWeiss Ratingsによる格付けについては、肯定的なものから

評価の正当性を疑問視するものまで、様々な意見が上がっています。

仕事柄債券格付けに触れる機会が多かった私としても

格付けの評価基準に関しては曖昧な部分もあり、

将来予測のツールとしてはどこまで信用できるものかは分からないという感想です。

しかし、今回の格付けは仮想通貨市場において大きな影響力があるのではないかと考えています。

格付機関は最強のインフルエンサー

インフルエンサーやブロガーなど仮想通貨界隈の有名人が取り上げた通貨の

価格が上昇するケースがあるのは周知の通りです。

これに関しては、投資に限らず何にでもなどでも言えることです。

(お酒などもメディアでの紹介を皮切りにプレミアがついて突如として

倍の値がつくこともありますよね)

現状そういった有名人の発言は短期的に大きな影響力を持ちますが

Weiss Ratingsが今後出していく格付は長期的にかなりの影響力があると考えます。

 Twitter上やブログ等での通貨紹介と本件格付けの最大の相違点は

「情報が掲示され続ける」という点です。

 

有名人発のネット上の情報は流行り廃れがあり上書きされていきますが

Weiss Ratingsの発行する格付けは掲示され続け、新規参入者も含め

市場関係者の目に留まり続けることが予想されます。

 

このことから資金の流れについて具体的に見て行くと

・新規参入者のとりあえず高格付通貨を購入してみる

という長期的な価格上昇効果

・(市場全体が下げ相場でも)WRお墨付きの高格付通貨だからホールドしよう

という長期的な下落抑制効果があると考えられます。

債券などの格付けが当たり前な市場では

「格付けがAなの~だったら安心ね~」

と格付のみを購入判断とすることも多いです(笑)

(証券会社の顧客であるアマチュア投資家は特に)

 

この傾向は

格付けが仮想通貨市場に浸透すればするほど

仮想通貨市場にアマチュア投資家が増えれば増えるほど

強まっていくと予想されます。

債券の利息と仮想通貨のPoS報酬

上述の内容は価格部分における影響ですが、今後仮想通貨が世間により認知され、

価格が安定してくると以下のような懸念が予想されます。

 

債券市場での格付の高低による違いはもちろん安全性もありますが

投資家から見る一番のポイントは利率です(クーポンとか言いますよね)

 

債券投資の儲けるポイントは

「債券自体の価格上昇による債券売却収入(キャピタルゲイン)

「各債券に設定された利息を受け取ることによる利息収入(インカムゲイン)

の主に2点が挙げられます。

そして今回は、後者のインカムゲインにスポットを当てて考察します。

 

債券利息を決めるの基本的な原則は以下です。

高格付債は低い利率(安全性が高い為、低利でも買い手が集まるから)

低格付債は高い利率(安全性が低い為、高利にしないと買い手が集まらないから)

 

債券の利息収入を仮想通貨におけるPoS報酬と同様と見ると

低く格付けされた仮想通貨の開発者は

「低く格付けされてしまった!これじゃ購入者がいないから

PoS報酬を高利率にしてホルダーを集めるぞ!٩( ‘ω’ )و

という考え方になるのは予想できると思います。

 

問題は過度なPoS利率は通貨の寿命を縮める可能性があるという点ですね。

(冒頭にも書きましたがこの懸念はもう少し仮想通貨市場が

成長してからの話ですけどね)

まとめ 

この記事の内容はあくまで個人的な予想ですので読み物として

お楽しみくださるとありがたいです。

仮想通貨格付けの是非については賛否両論であるとは思いますが

Weiss Ratingsのような大手格付機関が参入してきたという時点で

価格形成・各通貨の在り方について少なからず影響はあると予想できるので

投資家としては今後も注視していく必要があると感じます。

 

さとさと💘

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